はじめてのホームページ作り

2.Netscape を使ったホームページの作成


オオキンケイギク?
 

 私は(そして多くの人が)、インターネットにアクセスし、ホームページを見るWebプラウザとして、Netscapeを使っています。
Netscapeにはホームページ作成機能
も組み込まれています。
Webプラウザとしては、インターネットエクスプローラも有名ですが、インターネットエクスプローラには、ホームページ作成機能は含まれていません。


ホームページ作成ソフト

 ホームページ作成ソフトとは、ホームページで使われるファイル様式を自動的に生成するソフトです。

 ホームページで使われるファイル様式は末尾に.htmlという識別子が付いています。htmlファイルではタグと呼ばれる独特の用言を使って、プログラムを組んでいます。ホームペ−ジ作成ソフトでは、そのような用言やプログラムを気にせず、Wordや一太郎と同じように文書ファイルを作成する感覚で画面を作っていくことが出来るようになっています。
 
 ホームページ作成ソフトとしては「ホームページビルダー」が有名で、解説書も多数あります。
Windows のパソコンにはホームページビルダーの簡易版が最初からインストールされている場合があります。
Macintosh のパソコンには、残念ながらホームページビルダーは入っていません。

 Netscapeには、メニューの1つとして、ホームページ作成ソフトが入っています。
 それがこれから説明する「Composer」です。

 Netscapeは無料でダウンロードできます。


ホームページ作成ソフトとしての Netscape の「Composer」

 Netscapeを立ち上げた後、一番上のメニュー欄で「ウインドウ」をプルダウンする(マウスでクリックして、メニューを表示させる)と、「Navigator」などの項目の下に「Composer」があります。
 (「Navigator」は、私たちがインターネットであちこちのホームページを見るときに使っている、Netscapeのメインのメニューです。)

 「Composer」をマウスで選択すると、ホームページ作成画面が表示されます。

 左上に「本文のテキスト」という項目があり、その横に下向きの三角マークがあります。三角マークをクリックすると「段落」とか「見出し」、などの項目がプルダウンされます。色々特殊な編集が出来そうです。
 いまは、それらのことは気にせず、「本文のテキスト」のままで文書の作成や、必要であれば画像の挿入もやり、ファイルを完成させましょう。



「Composer」のホームページ作成画面での文書作成

 ここでは普段使っているWordなどの文書作成ソフトと同様に、文字の入力、コピー、カット(切り取り)やペースト(張り付け)などの文章の編集が出来ます。
それらの編集機能は、パソコン画面の一番上のメニュー欄の「編集」をクリックして選択します。

文字の大きさ、形、配置などの設定は「Composer」の画面の2段目のメニュー欄で行います。
「本文のテキスト」の右側にさまざまな記号が並んでいる欄です。

文字の大きさと形を変えるには、変えたい部分をマウスを押しながらなぞって指定し、この欄の記号をクリックします。
何か文章を入力してやってみましょう。

 -a をクリックすると、クリックする度毎に、指定した部分の文字が小さくなります。
 +a はその逆です。クリックするたびに大きくなります。
 B をクリックすると太い文字(ボールド)に、
 I では斜め文字(イタリック)になります。
 
U をクリックすると、アンダーラインが引かれます。
 B、IUはそれぞれ再度クリックすると、指定範囲の文字が元の状態に戻ります。


次は項目列挙の記号です。

・− が3つ重なった記号を押すと、
1− 2− 3− が重なった記号も項目列挙の記号です。
  1. 上の項目列挙と同じように使います。
  2. リターンキーを2回続けて押すと、この状態が解除されます。

次は文の配置の記号です。


左向き、あるいは右向きの小さい三角のある記号は、
右向きをクリックした場合は、クリックの都度、指定範囲を含む文章や列挙項目、図などを右に大きく移動させます。
文書の一部を指定しても、改行から改行の間の文全体に適用されます。
左向きは、その逆に、左に大きく移動させます。
右側に、細い線が重なった記号がいくつか並んでいます。
これはそれぞれ、指定範囲の文章の
左寄せ、
中央そろえ、
左寄せ、
均等割り付け、
を指定するものです。


文字の色と背景色

左側に四角が2つ重なった記号があります。
上右の四角をクリックすると、
指定範囲の文字の色選択することが出来ます。
 強調したい部分など、色を変え、場合によっては文字を大きくするのも良いでしょう。
下右の四角をクリックすると、画面全体の背景色を選択できます。
 画面の背景色には、文章が読みやすいように、薄いものを選ぶと良いでしょう。


ファイルの保存

 今作っているホームページには、画像を入れたり、ページを増やしたりすることもあるでしょう。それらのファイルもまとめて保存するためのフォルダを作っておき、そこに保存するようにしてください。

文章ができあがったり、画像を取り込んだり、一区切り付いたらその都度保存するようにしましょう。

「Composer」の最上部の欄で「保存」をクリックします。

その画面を初めて保存する場合は、ページタイトルの入力が求められます。ここにはホームページのタイトルを入れましょう。
  (例) うちのタマの物語

次に保存するファイル名の入力画面になります。先に入力したページタイトルがすでに入っていますが、これを消して、半角英数のファイル名にしましょう。
ファイルの識別子は .html のままにしておきます。
  (例) うちのタマの物語.html  −−>  tamagatari.html

もし、今作成している画面を、あなたのホームページのトップ画面にしたい場合は、ファイル名は
      index.html  
にします。

 ホームページを載せるサイトによっては、index.html ではなく、index.htm にするように指定されているようです。
これは後でファイル名を変えて保存し直せばいいでしょう。




Netscape のダウンロード
 
 Netscape日本のホームページ: http://wp.netscape.com/ja/
  ここにはNetscape のバージョン情報が記載されています。そこから、Netscapeの最新バージョンのダウンロードページに入っていくことが出来ます。

 Netscapeは Windows、Mac OSX、Mac OS Classic (OS 8 & 9)、Linux、に対応したもの、更に各国語に対応したものが用意されています。
 自分のパソコンにあったものを選んで、ダウンロードをすると良いでしょう。

 私の場合は、Mac OS9 なので、Mac OS Classic (OS 8 & 9)  を一括ダウンロード(フルインストール)を選択しました。Netscape-mac-full.bin という圧縮ファイルがダウンロードされたので、これを解凍ソフトにかけて解凍し、使っています。


圧縮ソフトの解凍

 私は解凍ソフトにはStuffIt Expanderを使いました。StuffIt Expanderのコーヒーメーカーのようなアイコンの上に解凍したいファイルをマウスでドラッグして乗せると、ファイルの解凍が自動的に進行します。

 解凍ソフトも無料でダウンロードできます。パソコンのOSに合った解凍ソフトがいろいろあると思います。

解凍についての説明ページ: http://www.shuwasystem.co.jp/books/down/kaitou.html
StuffIt Expander のページ: 
http://www.act2.co.jp/stuffit/mac/StuffItExpander/index.htm
               ここにはMac OSX 用のStuffIt Expanderのダウンロードサイトがあります。
               Mac OS9 用のものは別の所にあるようです。孫引きみたいにたどっていって探してください。
(バージョンアップと共に、古いバージョンはどこかわかりにくいところにおいやられていくことが多いのですが、古いバージョンのものが必要な場合もよくあります。改善を望みたいところです。





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